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PoisonEyes

同人&商業情報、絵とかアニメやらの感想などなど

ゼロの焦点 2009年版

実家で晩ご飯を食べた後、父が『ゼロの焦点の新しい映画が放送されるので見たい』と
言うから一緒に見てみた。

正直やばかった。

最近のアニメは見せ場の継ぎ接ぎでストーリーテリングなんか全然出来てないとか
常日頃思うことがあるけど邦画はそんなレベルじゃなかった。

松本清張生誕100周年の記念作と銘打たれた作品なんでそれなりに張り込んで作った
のではないかなーというのは『画面の細かい処理』などでも見て取れるのだけど
冒頭から肝心の役者の演技が下手すぎ。
今作が邦画の中でどのようなポジションを占めるのか分からないけれど、それなりに
大作なんじゃないかと思う。ゼロの焦点の映画化は今回で2回目、ドラマは何度も
やってるけど映画化はまだ2回目で原作そのものは説明不要なほど知名度のある傑作。

役者陣だって演技が下手といっても決して悪くない、話題性も演技力もある程度の線は
余裕で超えてくる人たちのはず。
『もしこれがTVドラマであったなら』だけど。
彼らの演技はTVドラマのものであって映画の演技じゃない。
本田博太郎や加賀丈史など上手い人も出ているのに彼らの出番はわずかしかない。

出だしから見る気を削がれたが、それだけでは終わらなかった。
結局最後まで見た後で母の言った『すごいつまんない映画』というのが
シンプルで的を射ている。
見ようと言いだした映画好きの父などは冒頭10分も経たないうちに原作小説を読み出していた。
役者の演技が耐えられなかったらしい。それでも映画自体もそれなりに見ていたようで父の感想は
『ひどいね』の一言だった。

先ほど役者の演技がダメと書いたけど最後まで見て印象は変わった。むしろ役者の演技は
確かに下手だけどこの映画の出来ではそんな演技しか出来ない彼らですらかわいそうだ。
それほどの駄作だった。

人物描写が全然出来てない。
その人がどういう人物なのか、何故そういう行動を取ったのか、何故そういう表情をするのか
どこで心境に変化があったのか、そういったキャラ立てがまるっきり出来ていない。
だから主役の広末がどこで確証を得て突然のクライマックスに至るのかが全く描かれないために
しばらく出番がなかったヒロインが突然ひらめいて、警察もそれと同時に行動を起こして
選挙に当選して、加賀が逮捕されて自殺して、中谷が広末に殴られて車で去っていくのか。
さっぱり分からない。
話の筋を知ってる俺らですらそうなんだから原作知らん人とか見たら何が起こったかも
分かんねえんじゃねえの。
オンリーユー♪じゃねえんだよ馬鹿野郎

ゼロの焦点という原作から撮りたいシーンをいくつか抜き出してくっつけたのを無理矢理
超展開で片付けただけの監督のオナニーフィルムだった。
中谷の弟にしたって途中で1分でもいいから姉弟の絆をしっかりと感じさせる描写があれば
最後に全て分かっていたことも納得がいくのにそれすらない。
これじゃ役者がどんだけ頑張ったって努力の上に糞を塗られるだけだ。

片手間だからなのか陶酔してんのか分からないけど、話の芯が全く存在しない。
伝説の駄作『デビルマン』は見たことないので知らないが紀里谷が監督した『キャシャーン』
の方が一貫した美術観があったことと話そのものが分かりやすいだけまだマシ。
『誰が何をしてなぜこうなったのか』という部分においてこれほどひどい作品を見たのは
初めてではないけど久しぶり、TVドラマ見てても『最近のアニメのがよっぽどまともに
作ってるな』と思うことはあるけど邦画はそんなTVドラマにも及ばないんだなあと思わせた。

役者の演技に関してうちの家族の感想は『下手だけど頑張ってたんじゃない?』という結果で
唯一、演技もそれなりに好評だったのは田沼久子役の木村多江さんでした。

ゼロの焦点はサスペンスドラマの始祖みたいなもんらしいんですが、火サスとか土ワイとか
1時間半の中に観光スポットなんかも絡めつつどうして事件が起こって誰が犯人か、分かりやすく
崖に追い詰めるわけなんですがそんなサービスも不要だというのに何でストーリーを消化する
ことすら出来ないんだろう。

テーマ:TVで見た映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/10/11(月) 00:27:52|
  2. 映画感想

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